種類別「クリーム」とは
生乳の比重差により上昇した(軽い)乳脂肪を分離し、加熱殺菌して作られます。乳等省令で種類別「クリーム」と表示できるのは乳脂肪分18.0%以上のものと決められており、植物性脂肪や乳化剤、安定剤などの添加物は一切加えておらず、乳脂肪独特の風味とコクが味わえます。
名称「乳又は乳製品を主要原料とする食品」とは
乳脂肪や植物性脂肪に、乳化剤や安定剤を加えたもので、次の3種類があります。
乳脂肪のもの
乳脂肪に、乳化剤、安定剤などを加え、分離しにくくしたり、保形性をよくしたもの。
混合脂肪(乳脂肪+植物性脂肪)のもの
コンパウンドクリームと呼ばれます。乳脂肪の良さを生かしながら乳脂肪の一部を植物性脂肪(ヤシ油、パーム油、大豆油、なたね油など)に置き換えたものです。
植物性油脂だけのもの
乳脂肪をすべて植物性油脂に置き換えたもので、乳脂肪のものに比べ軽くさっぱりした味です。乳成分も加えています。

そのほかに、クリーム類ではありませんが、ホイップ状に加工した油脂食品などもあります。