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乳と乳製品のQ&A

「乳児用調製粉乳」と「フォローアップミルク」の違いは何ですか?

Answer

0~12か月の乳児を対象とする育児用粉ミルクを乳児用調製粉乳と言い、母乳の代替品となります。フォローアップミルクは離乳期以降の栄養を補うもので、母乳代替品ではないところが基本的な違いです。

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乳児用調製粉乳は、牛乳を原料として製造した食品を主要原料とし、乳幼児に必要な栄養素を強化し粉末状にしたものです。日本人の食事摂取基準、特別用途食品の基準、FAO/WHOの勧告規格、米国小児学会の奨励規格などに準じて製品化されています。

フォローアップミルクは、9か月を過ぎた離乳期以降から3歳ころまでの、乳児期から幼児に成長する大切な時期に必要な栄養素をバランスよく摂取できるよう作られた粉ミルクです。
母乳あるいは乳児用調製粉乳で順調に発育してきた乳児は、5~6か月ごろから離乳食が始まり、9か月ごろになると体も大きくなり運動量も増えるので、離乳食だけでは質・量ともに十分とは言えません。この離乳期に、特に不足しがちなたんぱく質や鉄などの栄養素を、バランスよく補うのがフォローアップミルクです。

フォローアップミルクは離乳後期以降の栄養を補うように作られており、母乳の代替食品ではありませんので、離乳が順調に進んでいる場合は摂取する必要はありません。
離乳が順調に進まず鉄欠乏のリスクが高い場合や、適当な体重増加がみられない場合には、医師に相談した上で、必要に応じてフォローアップミルクを活用すること等を検討してください。

フォローアップミルクの成分の特徴

・たんぱく質は乳児用調製粉乳より多い。
・離乳期以降の幼児において不足しやすい鉄およびカルシウムは、乳児用調製粉乳より多い。
・脂肪は、乳児用調製粉乳や牛乳より少ない。
・母乳代替品ではないため、乳児用調製粉乳で添加が認められている銅と亜鉛は強化されていない。

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