乳飲料は、「乳及び乳製品の成分規格等に関する命令(乳等命令)」による定めはありませんが、「飲用乳の表示に関する公正競争規約」により、その成分規格は乳固形分のみ3.0%以上と定められています。
乳飲料は生乳や乳製品を主原料に、ミネラル、ビタミン、コーヒー、果汁などの乳製品以外のものを加えています。
乳飲料には主に3タイプあります。
栄養強化タイプ
カルシウムを加えたものが多くあります。その他にも鉄、ビタミンD、ビタミンE、葉酸、食物繊維、オリゴ糖など、本来牛乳に含まれていない成分、あるいは少ない成分を加えたものもあります。
嗜好タイプ
コーヒー、果汁、甘味などを加えています。
乳糖分解タイプ
日本人に多いといわれる牛乳を飲むとおなかがゴロゴロする人のために、その原因となる乳糖の一部を酵素で分解してあります。
牛乳の乳固形分は約12%です。乳飲料は乳固形分として3.0%以上と定められていますので、牛乳と同程度から1/4くらいのものまでいろいろあります。
含まれる原材料などについては、容器の一括表示欄に記載されています。