リンはカルシウムと共に骨や歯を形成するほか、体内でさまざまな役割をもつ重要なミネラルです。
通常不足することはありませんが、各種リン酸塩が食品添加物などに広く使われているため加工食品の利用が多いと過剰摂取になりがちです。
リンを摂り過ぎるとカルシウムが利用されず排泄されることがあります。カルシウムとリンの摂取割合は1:1~1:2程度が理想とされ、1:0.5~1:2の範囲であれば、吸収・利用に支障がないとされています。
乳製品では、カルシウム1に対し、リンは牛乳0.8、プロセスチーズ1.2、スキムミルク0.9の割合で含まれ、骨や歯の形成・維持に適切です。