特定保健用食品
形態は、食品のほか錠剤、カプセルなどもあります。許可されている食品は14のジャンルに分かれ、
1:おなかの調子を整える食品
2:コレステロールが高めの人の食品
3:血圧が高めの人の食品
4:ミネラルの吸収を助ける食品
5:虫歯の原因になりにくい食品
6:血糖値の気になり始めた人の食品
7:中性脂肪が気になる人の食品
8:骨の健康が気になる人の食品
などがあります。
わが国で最も製造・販売されているのは、1のおなかの調子を整えるなどの作用に関するもので、この整腸効果を示す乳酸菌等を用いたトクホヨーグルトもあります。
消費者庁より許可されたトクホマークのついた食品には次のことが表示されています。
・ 許可マーク
・「特定保健用食品」の文字
・ 許可を受けた理由や表示内容
・ 摂取するときの注意点と1日あたりの摂取目安量
・ 関与する成分
ヨーグルト・乳酸菌飲料の場合、許可理由のほとんどは、特定の乳酸菌やオリゴ糖や食物繊維が腸内の環境を改善しておなかの調子を整えるというものです。
その他に血圧が高めの人や血糖値が気になり始めた人の生活改善に役立つヨーグルトもあります。
機能性表示食品
国の定めるルールに基づき、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を販売前に消費者庁長官に届け出れば、機能性を表示することができます。ただし、特定保健用食品とは異なり消費者庁長官の個別の許可を受けたものではありません。
現在では、「おなかの調子を整える」「脂肪の吸収をおだやかにする」など、特定の保健の目的を期待できる食品が多数発売されており、牛乳乳製品にも多くの機能性表示食品が登場しています。