牛乳コップ1杯(200ml)にカルシウムが227mgも含まれ、成人女性が1日に摂りたいカルシウム量の約1/3が摂取できます。
調理の手間がいらず手軽に毎日飲めることや、料理や菓子などの材料として活用できることも、牛乳の大きなメリットです。
また、カルシウムの吸収率は牛乳が約40%で、小魚33%や野菜19%と比べ優れた吸収率となっています。
牛乳のカルシウム吸収率が優れている要因
・たんぱく質のカゼインからできるカゼインホスホペプチド(CPP)が、小腸下部でのカルシウムの吸収を助けます。
・カルシウムとリンの比率は1:1~1:2 のとき吸収が高まりますが、牛乳は約1:1 と理想的です。リンが多すぎると、カルシウムが体外に排泄されてしまいます。
牛乳・乳製品と他の食品をいっしょに摂ると、CPP などが他の食品に含まれるカルシウムの吸収も高めるともいわれています。