豊かな香りと風味をもつバターは、湿度や空気、光の影響を受けやすいですが、上手に保存すれば風味を保つことができます。
保存温度は10℃以下で
バターは28~33℃くらいで溶けてしまします。一度溶けてしまうと組織が壊れ、再び冷蔵しても元のような風味や口当たりには戻りません。
缶や瓶入りバターもあり紙箱包装のものより空気の出入りが少なく、光を通さないので風味を長く保つことができますが、紙箱入りバターと同様に冷蔵保存してください。
使い残しは密閉する
長期間空気に触れると、脂肪が酸化しやすく変色やイヤなにおいを生じることがあります。
使い残したバターは密封容器に入れたり、ラップで包むなどしてください。他の乳製品同様においを吸着しやすいので、においの強いものと一緒に置かないようにしてください。
冷凍保存をする
バターは80.0%以上の乳脂肪分の中に水分が分散しています。冷凍後解凍しても組織への影響はほとんどありません。カットして冷凍しておくと、調理に使えて便利です。ただしご家庭の冷凍庫は開け閉めも多く、冷凍庫内の温度も高くなりがちなため、長期の保存はお勧めできません。