スキムミルクの製造方法
・清浄 生乳をクラリファイヤー(遠心清浄機)にかけ、異物を除去する。
・分離 遠心分離機でクリームと脱脂乳に分離する。
・殺菌・濃縮 脱脂乳を殺菌し濃縮する。
・乾燥 乾燥室に清浄な熱風を送り込み、濃縮した脱脂乳を高圧ポンプで霧状に噴霧して蒸発面積を急激に増加させ、瞬間的に乾燥、冷却する。(噴霧乾燥法)
業務用はここまでで流通させますが、市販のものは次からの工程で顆粒状にします。
顆粒状にすることで、水に溶かしたとき毛細管現象によって水分が浸透しやすくなるので、よく溶けます。
※熱湯を使うとダマができて均一に溶けにくくなるため、水かぬるま湯で溶かします。
・加湿・造粒 粉末をインスタンタイザーという機械にかけて蒸気で水分6~16%程度に加湿し、粒子を互いに結びつけて多孔質の塊状粒子をつくる。
・仕上げ ローラーまたは篩にかけて顆粒状にする。