乳アレルギー疾患用粉ミルク、無乳糖ミルクなど
乳アレルギーを持つお子様のために開発されたミルクがあります。
また乳糖が原因で下痢をする乳児には、乳糖を除いたものもあります。
これらの粉ミルクは食事療法の素材として適していますが、摂取することによって疾病が治癒するものではありません。
治療用特殊ミルク
先天性代謝異常の乳児には、特殊な粉ミルクがあります。
日本ではすべての新生児にフェニルケトン尿症等の先天性代謝異常症、および先天性甲状腺機能低下症、先天性副腎過形成症を発見するためのマススクリーニングを行い、病気の早期発見に努めています。これによりフェニルケトン尿症やメープルシロップ尿症などが発見された乳児は、専門医の指導のもとに症状に応じた特殊ミルクを利用します。
特殊ミルクは「医薬品目」「登録品目」「登録外品目」「市販品目」の4種類に分類されます。
分類により入手方法が異なります。
「登録特殊ミルク」と「登録外特殊ミルク」は、「社会福祉法人 恩賜財団母子愛育会」の特殊ミルク事務局で扱っています。