ヨーロッパなどでは古くからバターが作られていました。
そのころの技術では牛乳からクリームを十分に分離するまでに自然と乳酸発酵が進み、このクリームで作ったバターは発酵バターでした。その伝統が受け継がれ、これらの国々では発酵バターが主流となりました。
日本の場合、バターは近代的な製造技術とともに導入されたため、多くは非発酵バターです。
最近では発酵バターも増えてきていますが、クリームを発酵させる乳酸菌は種類により味や風味が異なります。
発酵バターの利用方法は普通のバターと同じで、パンに塗るほか、炒め料理やお菓子づくりなどに使うとコクのある仕上がりになります。普通のバターと同じように冷蔵庫で保存してください。