パルミジャーノ・レッジャーノは、北イタリアの特定地域で生産されたチーズで、イタリアチーズの王様と呼ばれるほど人気の高いチーズです。
そのため、世界各地で「パルメザン」の名でイミテーションが造られてきました。
このような状況から伝統的なチーズを守るため、EUの原産地名称保護制度(PDO:Protected designation of origin イタリアでは DOP :Denominazione di Origine Protetta)に規定されることとなり、パルミジャーノ・レッジャーノは、この認定がないと名乗れません。
DOP認定は、熟成期間中に厳重な検査を行い、その上で約2年かそれ以上の長い熟成に適しているものを“Parmigiano Reggiano”(パルミジャーノ・レッジャーノ)としています。熟成12ヶ月の時点で、微小な傷や内部にわずかな欠陥が見られたものは“Parmigiano Reggiano Mezzano”(パルミジャーノ・レッジャーノ・メッツァーノ)に等級を分け、チーズの表皮に焼印などでマークを付けています。