MEMBER

乳と乳製品のQ&A

牛乳を温めて飲むと甘く感じるのはどうしてですか?

Answer

味を感じる舌の味蕾細胞のうち「甘さ」は体温付近の温度で活性化するため、牛乳を温めると甘味を良く感じると思われます。また、温めることで牛乳中に含まれる香り成分が口中香として甘さを感じるのに関係していると考えられます。

もっと詳しく読む

味蕾細胞のうち、甘味、うま味、苦味を受け取るタイプは味を感知してからの伝達が遅く、温度に依存することが知られており、36℃で感度が高まります。(酸味と塩味を受け取るタイプは伝達が早く、温度に依存しません)
よって、牛乳を温め飲む際は、味を感じる味蕾細胞の伝達が活発な状態になっています。

また、牛乳はアセトンやラクトンなどの多くの種類の香り成分が含まれており、温めた牛乳を飲む際にそれらが口の中で放散された後、鼻腔から香りとして感知する(レトロネーザルアロマ)ことも知られており、味と香りが合わさって甘さを感じていると思われます。

  • X(Twitter)でシェア

  • YouTubeチャンネル

    YouTube
カテゴリーから探す
乳と乳製品
乳の栄養と特徴
乳とからだの関係
乳を生活へ取り込む
乳の制度と活動
乳製品の歴史と社会
内容から探す
乳の種類から探す
牛乳
ヨーグルト・乳酸菌飲料
チーズ
クリーム
バター
練乳
スキム・育児用ミルク
アイスクリーム
その他
以前見たページ
よく見られているQ&A
牛乳を飲むとおなかの調子が悪くなるのはなぜですか?
牛乳を飲むと太るって本当ですか?
バターとマーガリンはどのような違いがありますか?
ヨーグルトを冷凍してもよいのでしょうか?
牛乳を飲むと身長が高くなりますか?
こちらもオススメ

モォ~っと
知ろうよ

ミルクのチカラ

見やすいデータでご紹介

酪農と乳業について

コップ1杯の牛乳が、皆さまのもとに届くまで

最新の知見を共有する場

牛乳・乳製品から食と健康を考える会

もくじ一覧へ

乳業全体で、環境への取り組み

牛乳・乳製品からできること、

これからも一歩ずつ