カルシウムには脳神経の興奮を抑える働きがあります。そのため、“カルシウム不足=脳神経の興奮=イライラ”と考えられがちです。しかしカルシウムは、血液中で一定になるように貯蔵庫である骨から血液中に放出され、逆に過剰状態では骨に取り入れられたり、尿中に廃棄されるなどして調節されています。
つまりカルシウムを含んだ物を食べないからといって、即イライラすることはありません。
カルシウム摂取の不足や牛乳の飲用は、直接的に血液中の濃度を大きく変えることはありませんが、日常的に牛乳を飲むことで不足を補い、体内のカルシウムバランスを適正に保つことができると思われます。