牛乳は栄養価が高く、雑菌などが入ると傷みやすいため、常温で持ち運ぶ可能性のあるペットボトル入りの牛乳の製造は認められていませんでした。しかし2007年10月「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)」の改正により、特性に注意することを条件に認められました。
これを受け、日本乳業協会では下記の自主基準を設けています。
容量
栓を開いて口をつけて飲んだ後、常温での持ち運びにより、口から汚染された食中毒菌の増殖による食中毒を防止するため、次の容量を基本にする。
1:常温で持ち運びしない一度での飲みきり容量(350ml以下)
2:栓を開いて、直接口で飲むこと及び常温で持ち運ぶことが無く、開栓後は冷蔵保管がされる容量(720ml以上)
表示
次の内容を容器の見やすいところに目立つように表示する。
1:10℃を超える場所には長時間置かないこと
2:開栓した場合はできるだけ早く飲みきること(飲み切り容量の場合)
3:容器に直接口をつけて飲まないこと(冷蔵保管される容量の場合)
4:開栓後は出来る限り早く消費すること(冷蔵保管される容量の場合)