カフェインはコーヒー豆やカカオ豆、茶葉など食品植物に含まれる成分で、それらを原料にして作られたコーヒー・紅茶・緑茶などの飲み物に多く含まれます。
カフェインはカルシウム排泄を促しカルシウムの吸収を低下させますが、レギュラーコーヒーを1杯飲んだ際のカルシウム減少量はわずか2~3mgであることや、若年女性がやや多めのカフェイン(1日あたりコーヒー1杯またはお茶2杯)を摂取しても、骨に好ましくない影響が生じることはないと報告されています。※
また米国医学研究所より発表されたレビューでは、1日にコーヒー2~3杯程度のカフェイン摂取では、牛乳をあまり飲まないなどカルシウムの総摂取量が極端に少ない場合でなければ、骨量の減少は見られないと結論づけています。※※
カフェインの摂りすぎには注意が必要ですが、まずはカルシウムなどをしっかり摂れるようバランスのよい食事をとることが大切です。