本来、口から摂取した食物は消化管の働きで消化・吸収され、吸収されなかった食べかすや腸の細胞、腸内細菌などが便として排泄されます。
一方、「便通異常症診療ガイドライン2023」による慢性便秘症は、便が出ない(排便回数減少型)状態や、便が出せない(排便困難型)状態とされています。
消化管の一つである大腸では便を形成し、便を運びますが、その大腸には多くの腸内細菌が棲みついており、慢性便秘症には腸内細菌が関与しています。
腸内細菌のバランスを改善する乳酸菌やビフィズス菌はヨーグルトに多く含まれており、プロバイオティクス(十分量(有効量)を摂取したときに宿主(ヒト)の健康に有益な効果を与える生きた微生物)は排便回数の増加や腹部症状の改善に有効とされています。
このように、慢性便秘症にはヨーグルトを摂る習慣をつけるなどの食生活、生活習慣の改善は有効とされますが、便秘には、大腸の運動が低下(弛緩性便秘)、腸が緊張して便がうまく運ばれない(痙攣性便秘)、排便のサインがおこらずに便意が感じられない(直腸性便秘)ことが原因だったり、大きな疾患が関わっている可能性もありますので、なるべく診察を受けましょう。







