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新型コロナウイルス感染拡大の影響による牛乳・乳製品の供給に関するQ&A

Qスーパーで、バターが欠品になっていました。生乳(牛乳・乳製品の原料)の需要が大きく減っていると聞いておりますが、欠品になっているのはどうしてですか?
A学校の臨時休校が続き、また外出自粛・在宅勤務の方が増えている中で、家庭内で食事をする機会が随分増えていると思います。こうしたこともあって、食品スーパーなどで、家庭用に購入されるバターの量が増えています。
現在、各乳業工場で供給体制を確保し、最大限、バターの製造を続け、供給しております。
最近のテレビ報道などを受け、欠品や品薄になっているお店もあるかと思いますが、家庭での消費が一巡するまでの一時的なものと思われます。
Q牛乳が欠品になることもあるのですか?
A牛乳の原料となる生乳は毎日、全国の酪農家が生産し、乳業工場に運ばれて製造が続いていますので、供給が途絶えることはありません。ただし、お店に行かれる時間帯によっては、一時的に品薄になることはあるかもしれません。
Q新型コロナウイルス感染拡大の影響で、牛乳・乳製品の需要は減っていますか?
A外出自粛により、牛乳やヨーグルトなどの家庭内での消費が増加している一方で、全国的な学校の臨時休校で学校給食が休止となったことや、今般の緊急事態宣言に伴って飲食店などが休業したり営業時間を短縮したりしたこと、インバウンド需要の減少などから、学校給食で飲まれる牛乳やホテル・レストラン・飲食店などでご利用いただいている業務用の牛乳・乳製品の需要が大きく減少し、全体でみると、生乳の需要は生産を大きく下回っています。
乳牛は生き物ですから、無理して生乳をしぼることを止めると病気にかかってしまいますので、毎日、酪農家によって搾乳が続けられています。また、工業製品とは違い、生乳は生もので長期保存できないことから、乳業工場に毎日出荷され、毎日、牛乳・乳製品が製造され続けています。外出自粛が長引き、何かと不安も絶えない中ですが、生活の中で健康管理にご活用いただくなど、一人でも多くの方が、牛乳・乳製品の消費を通じて日本の酪農乳業を応援していただければ幸いです。