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ミルクの未来を考える会

第4回酪農をめぐる情勢 ~生乳需給の安定に向けて新しい酪肉近の概要~

【実施日】2025.06.09

講師農林水産省牛乳乳製品課
牛乳乳製品需給対策室長
中坪康史 氏

中坪康史 氏

【概要】

今年4月に策定された「酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針」(通称:酪肉近)について4つのポイントに絞って講演いただいた。
約5年ごとに次の10年を見据える形で策定されてきたが、今回は長期的な人口減少と少子高齢化が飲用乳の消費減に直結している現状が示され、5年後の需要量の見通しでは生乳の総仕向け量を732万トンと設定。持続可能な需給構造の構築が急務であること、そして需要に応じた生産調整が重要であること。また酪農経営の安定に向けた対策として、乳価交渉や経営危機への備え、クロスコンプライアンスの導入等が必要であり、持続可能性を確保するには「需要の確保・拡大」と「関係者の連携」が最重要であるとの考えのもと、酪農経営の安定に向け実施した施策を紹介いただき、意見交換を行った。

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