2023年度牛乳等衛生功労者表彰式を開催

- 食品衛生(牛乳衛生)功労者表彰 -

武見 敬三 厚生労働大臣ご挨拶

2023年度牛乳衛生功労者表彰にあたりひと言ご挨拶を申し上げます。
まずはじめに、永年にわたる安全で良質な牛乳や乳製品の提供、また衛生管理等品質の向上などのご功績により、本日栄えある表彰を受けられます皆様に心からお祝いを申し上げます。
また一般社団法人日本乳業協会の皆様におかれましては松田会長のもと、衛生管理等品質の向上のための事業や調査、研究等を通じて牛乳や乳製品に関する諸課題の解決にご尽力されていることに対し、改めて御礼を申し上げます。

さて、最近の我が国の食品安全をめぐる状況といたしましては、HACCPに沿った衛生管理が全ての食品等事業者に義務化されてから既に2年が経過しております。
厚生労働省といたしましては今後、HACCPに沿った衛生管理のさらなる定着に向けた周知活動を強化するなど、食に対する国民の多様なニーズに対応しつつ、日々の食における安心安全を確保するための取り組みを進めてまいります。
本日お集まりの皆様方におかれましても、各地域で食品衛生の向上に多大な貢献をされてきたご経験を活かしていただき、今後とも食品衛生に対する国民的な理解をより一層深めていく活動にご尽力を賜りますよう、お願いを申し上げます。

また、さきの通常国会で成立いたしました「生活衛生等関係行政の機能強化のための関係法律の整備に関する法律」によりまして、来年の4月1日より食品衛生基準行政、これは今、私どもの局にありますが、今後厚生労働省から消費者庁への移管が決まっております。
一方で食品衛生の監視行政は引き続き4月1日以降も私どもの局の中で担当させていただきますので、消費者庁ともこれまで以上の連携をしつつ、引き続き食の安全の確保に貢献してまいりたいと考えております。

最後に結びになりますが、一般社団法人日本乳業協会および乳業界のますますのご発展、また本日お集まりの皆様のご健勝とご活躍を心から祈念をいたしまして私の挨拶といたします。

＜代読　厚生労働省健康・生活衛生局　大坪局長＞

- 牛乳等衛生功労者表彰 -

一般社団法人日本乳業協会 松田克也会長 挨拶

2023年度の牛乳等衛生功労者表彰式の開会にあたりましてひと言ご挨拶を申し上げます。まずは本日、「牛乳衛生功労者」として厚生労働大臣表彰を受賞されました３名の方々には心よりお祝いを申し上げます。おめでとうございます。また今回「会長表彰」を受けられます５名の方々、「感謝状」を贈られます８名の方々、そして「永年勤続表彰」を受けられます２名の方々におかれましても、改めてお祝いを申し上げます。おめでとうございます。
本日は厚生労働省　大坪健康・生活衛生局長をはじめ来賓各位のご臨席を賜り表彰式を執り行うことができますことは私どもの大きな喜びとするところでございます。誠にありがとうございます。

さて、この表彰制度は日本の酪農乳業が飛躍的に成長いたしました昭和38年、「社団法人全国牛乳協会」時代にスタートし、今年で55回目を迎えました。
毎年開催を重ね、半世紀を超える年月に達したことは厚生労働省をはじめとした関係各省庁のご指導、関係各位のご支援ご協力の賜物であります。この場をお借りして、改めて御礼を申し上げます。
今回、表彰を受けられます方々、感謝状を贈呈されます方々は、いずれも都道府県会長等の推薦をいただき、厳正かつ慎重なる審議の上で決定をされました。
受賞者の皆様は永年に亘り牛乳等の衛生向上に特段の功績を残され、業界の発展に貢献されました。これまでの並々ならぬご努力に対し、深く敬意を表しますとともに、そのご功績を称え、心よりお祝いを申し上げます。

当協会は企業存続の基盤強化を図る上で、「牛乳・乳製品の品質及び安全の向上と消費者からの安心・信頼」に対する取り組みが最優先課題と位置づけております。　都道府県協会との共催による「牛乳衛生講習会」、あるいは「ＨＡＣＣＰ実務者講習会」などを通じて人材育成への貢献に向けて、会員の皆様のお役に立てるよう取り組んでいく所存であります。
今後も当協会が開催する講習会を有効にご活用いただき、ひいては牛乳・乳製品の衛生・品質管理のより一層の向上に努めていただくよう、お願い申し上げます。
また本日受賞されました皆様におかれましてはそのご功績を活かし、後進の指導、育成に従来にも増してご尽力下さいようにお願いを申し上げます。

結びに、乳業界のますますの発展と受賞者の皆様、そしてご参会くださいました皆様方のご健勝とご繁栄をご祈念申し上げまして開会の挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。