乳価改定に伴う牛乳の販売価格引き上げについて

牛乳の価格改定について

世界的な穀物需要の拡大、コロナ禍からの世界経済の回復、国際物流の混乱などによって、2020年末頃から穀物の国際価格、原油価格、海上運賃などが高騰しつつある中、飼料穀物価格の高騰と円安の進行が重なり、酪農経営費の3～5割程度を占める飼料費やエネルギーコスト等が高騰し、酪農経営の継続が困難な状況となっています。

このため、消費者の皆様に国産の牛乳乳製品を安定的に提供できるよう、生産者からの買入乳価の引き上げ要請を受け入れ、飲用向け等の生乳取引価格について、11月からキロ当たり10円引き上げることといたしました。

また、乳業者も、他の食品メーカーと同様、包材費、エネルギーコスト、物流費などの急激な上昇が、企業努力によるコスト削減努力だけでは吸収しきれないことから、他の食品と同様に消費者の皆様にご負担いただくこととしました。

酪農経営の安定を通じた日本の食料安全保障や地域経済への貢献のためにも、ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。