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牛乳・乳製品をもっと身近に
~毎日のからだ作り、健康作りに~

酪農と乳業について

世界主要国での年間消費量

世界主要国での年間消費量

- 乳製品の消費はまだまだ少ない日本人 -

日本の牛乳・乳製品の消費量は、欧米諸国に比べると格段に少なく、世界的に見ても非常に少ないレベルであることがわかります。消費量が上位の国と比べると、牛乳は1/3、チーズもバターも1/10程度です。乳製品が食文化の中心的な位置にある国とは食文化の違いもありますが、牛乳・乳製品のおいしさや、さまざまな料理への展開、応用などの理解促進が十分でないことは、反省されるところでもあります。

図13:牛乳乳製品1人当たり年間消費量(資料:IDF 2019年)
図13:牛乳乳製品1人当たり年間消費量(資料:IDF 2019年)

こんなにいろいろな種類がある乳製品

- 牛と自然に感謝して飲みたい・食べたい乳製品 -

牛乳は生まれたばかりの子牛が初めて口にするもの。母牛から子牛への愛情と健康に育つための栄養がたっぷり詰まっています。それを分けてもらう、つまり自然からの、牛からの贈り物だといえるのではないでしょうか。この命の素ともいえる牛乳から、私たちはさまざまな製品を開発してきました。生乳を遠心分離して「生クリーム」と「脱脂乳」に、生クリームから「バター」を、「脱脂乳」を乾燥させて脱脂粉乳に。乳酸菌の力を借りて発酵させた「ヨーグルト」。さらに酵素の力も借りた「ナチュラルチーズ」、そしてこれらの乳製品から「加工乳」や「乳飲料」、「アイスクリーム」や「育児用調製粉乳」など、実に多種多様な乳製品が生み出されています。

ミルクの木

現代人の生活に即した栄養的価値

- 乳製品には健康な未来のための可能性が -

牛乳・乳製品の栄養的な価値は、改めていうまでもないことですが、日本では急速に進む高齢化の中、牛乳・乳製品の機能性が改めて注目されています。骨粗鬆症の予防や歯の健康へのミルクカルシウムの効果や、腸内を健康に保つ乳酸菌の効果などはよく知られるところ。最近では、メタボリックシンドロームへの改善効果なども認められるなど、乳製品は現代人にとって、まだまだたくさんの可能性を秘めた食品だといえます。

そのままだけでなく、調味料としても

- 毎日“摂り続ける”ことがポイント -

牛乳・乳製品はそのまま飲んだり食べたりすることはもちろんですが、食材としていろいろなお料理やお菓子に姿を変えることができ、食卓をおいしく、ヘルシーに彩っています。さらに、風味をまろやかにしたり、素材をやわらかくしたり、料理やお菓子に風味をプラスする調味料としても活躍します。優れた栄養バランスをもつ牛乳・ヨーグルト・チーズの中から、どれでも1日3回(または3品)、食生活に取り入れよう! という“3-A-Day運動”が進められているのをご存知ですか?
まだまだ多くの可能性を秘めた食品、牛乳・乳製品のことを、もっとよく知ってください。そして、毎日の食卓で、もっと自由に楽しんでください!