アイスクリーム類の公正競争規約

きほん知識

公正競争規約とは、どのようなものですか。

「アイスクリーム類及び氷菓の表示に関する公正競争規約」は、昭和50年に公正取引委員会に認定された業界の自主規約です。消費者がアイスクリーム類や氷菓を選ぶとき正しい選択ができるよう、また、業界の公正な競争を確保することを目的として定められました。
表示事項には、すべての商品に共通して必ず表示しなければならない必要事項と、特定の商品に限り表示をしなければならない表示事項があります。また、これらの表示について誇大な表現によって、消費者に誤ったイメージを与えることを防ぐため、不当表示の禁止についても定められています。

【必要な表示事項】

1)種類別名称は、以下の区分によります。

アイスクリームの種類別名称

2)無脂乳固形分、乳脂肪分、及び乳脂肪分以外の脂肪分の重量百分率(%)
それぞれの含有率を少数第1位まで表示します。アイスクリームには乳脂肪以外の脂肪は使えませんが、風味原料としてのチョコレートや卵などに含まれる乳脂肪分以外の脂肪分については、チョコレート脂肪分1.0%、卵脂肪分2.0%などと表示します。

3)原材料名
食品添加物以外の原材料を重量の多い順に列記し、続いて食品添加物を重量の割合いの多い順に列記します。原材料は乳の他、練乳や粉乳などの乳製品や、砂糖、卵黄、果汁、チョコレートなどをいいます。乳製品は、それぞれ固有の名称で表示するか、一括して「乳製品」として表示してよいことになっています。モナカ、シュー、コーンなどの可食容器も、原材料のひとつとして、重量順に記載します。
食品添加物はすべてを物質名で表示するのが原則です。香料や乳化剤は一括名称を使ってもよく、着色料、安定剤、甘味料などは、物質名に加えて用途名も表示することになっています。

4)内容量
カップ入りのものは容量(ml、ミリリットル等)で、それ以外のものは重量(g、グラム等)又は個数で表示します。

5)原産国名
輸入品は原産国を表示します。

6)製造者の住所/氏名または名称

7)保存上の注意「-18℃以下で保存」などと表示します。

【特定の表示事項】

無果汁表示
果汁や果肉の含有量が5%未満の場合は、商品名と同一視野に入るところに「無果汁」と大きく表示しなければならず、果実の絵や写真は表示できません。果汁%を表示してこれに代えることができます。

原産国に関する表示
国内で生産されたアイスクリーム類で、原産国が紛らわしく見えるものには「国産」または「日本製」と明瞭に表示します。ただし、製造者名の前後に「製造」などの言葉で表示してもよいことになっています。

特定名称の表示
チョコレート類、卵、栗などの原料を使った商品は、それらが基準量以上に含まれている場合のみ、チョコレート、カスタード、マロンなどの名称を商品名につけることができます。

【不当表示の禁止】

例えば、
・ラクトアイスと氷菓には、「ミルク」「MILK」の文字を使ってはならない。
・風味原料由来の食用油脂を除いて、乳脂肪以外の食用油脂を使ったものに「アイスクリーム」と表示してはならない。
・「最高級」「ベスト」「極上」などの言葉を表示してはならない。
などがあります。

アイスクリーム類及び氷菓の表示一覧

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