特殊ミルク

きほん知識

母乳やミルクが体に合わなかったり、先天性代謝異常のためにはどのようなミルクがありますか。

母乳や普通の乳児用調製粉乳で下痢をしたり湿疹ができたりする乳児には、症状に応じて原因となる乳成分を調製した粉ミルクがあります。また、先天的に栄養素の代謝異常がある乳児には特別の粉ミルクがあります。

【ミルクアレルギー疾患用粉ミルク、無乳糖ミルクなど】

乳児は消化機能が未熟なので、体内に入ったたんぱく質が消化されないまま吸収され、アレルギーの原因(アレルゲン)となって反応を起こす場合があります。このような乳児のために、ミルクアレルギー疾患用みるくは牛乳のたんぱく質を酵素分解しています。
また、ミルクアレルギー疾患用ではありませんが、乳糖が原因で下痢をする乳幼児には、乳糖を除いたものもあります。これらの粉ミルクは食事療法の素材として適していますが、これを飲んでも病気が治るものではありません。
なお、2014年に基準が改正され、これらのミルクで不足しがちな栄養成分であったビオチンを添加することが可能となりました。

【治療用特殊ミルク】

市販はされていませんが、先天性代謝異常の乳児には特別な粉ミルクがあります。
厚生労働省は、新生児にガラクトース血症、フェニルケトン尿症、ホモシスチン尿症など6つの症病のマス・スクリーニング検査を行ない、病気の早期発見に努めています。病気が発見されると、治療は食事療法が中心となるので、専門医の指導のもとに、症状に応じた特殊ミルクを利用します。

「社会福祉法人 恩賜財団母子愛育会」の特殊ミルク事務局で扱っています。

これらの育児用ミルクは国内の工場で製造されています。

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