粉乳の種類

きほん知識

粉乳にはどのような種類がありますか。

粉乳は牛乳中の水分を除くことで保存性を高めたもので、常温で保存でき、輸送も容易なので、いろいろな用途に利用されています。

【スキムミルク(市販品)】

脱脂乳からほとんどすべての水分を除去して粉末状にしたもの。脂肪分をほとんど含まないため保存性がよく、市販のものは、さらに顆粒状に加工して溶けやすくしてあります。少ないエネルギーで、たんぱく質やカルシウムを摂ることができます。

【育児用粉ミルク】

牛乳や乳製品に、乳幼児に必要な栄養素を置換、強化し、粉末状にしたものです。乳児用調製粉乳、乳幼児用調製粉乳(フォローアップミルク)、低出生体重児用調製粉乳があります。その他にアレルギー用ミルクや先天性代謝異常児のための病者用食品や登録特殊ミルクがあります。

【クリーミングパウダー】

コーヒー用にクリームなどを粉末化したもの。乳脂肪を全部使ったものと、乳脂肪を植物性脂肪で一部または全部置換した製品があります。

【ホエーパウダー】

市販はされていませんが、育児用粉ミルク、アイスクリーム、製菓、製パン、飲料などの原材料に使われています。チーズを作るときに出る水分をホエーといいますが、このホエーを乾燥して粉末にしたもので、乳糖、水溶性たんぱく質、カルシウムなどを含んでいます。乳糖とミネラルを除いた、たんぱく質濃縮ホエーパウダーもあります。

このほか原料用には以下のようなものがあります。

【全脂粉乳】

全粉乳は乳等省令で「生乳、牛乳、特別牛乳からほとんどすべての水分を除去し、粉末状にしたもの」で、乳固形分95%以上(うち乳脂肪分25%)、水分5%以下と定義されています。脂肪含量が多いため保存中に脂肪が酸化されやすく、脱脂粉乳に比較して保存性が劣ります。

【脱脂粉乳】

乳等省令において脱脂粉乳は「生乳、牛乳、特別牛乳の乳脂肪分を除去したものからほとんどすべての水分を除去し、粉末状にしたもの」で、乳固形分95%以上、水分5%以下と定義されています。脂肪分がほとんどないため保存性が良いです。

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