チーズのコレステロール

きほん知識

チーズのコレステロールは心配ありませんか。

コレステロール値が正常な人では、その心配はありません。
プロセスチーズ1切れ(20g)では、わずか16mgです。
日本人が三度の食事から摂るコレステロールは1日平均300~500mg。摂取量が増えても、 体内での合成量が減って調節されるので、食事からのコレステロールがそのまま血液中のコレステロール値を上げることは少ないといわれています。
コレステロールは生命維持のためになくてはならないもので、肝臓や腸で毎日1000~ 1500mgが作られています。

その働きは
1:細胞膜を構成する材料脳の神経繊維を包む「さや」の成分
2:性ホルモンや副腎皮質ホルモンの材料
3:脂肪の消化に必要な胆汁酸の材料
4:カルシウムの吸収をよくするビタミンDの材料

チーズは良質のたんぱく質、カルシウム、ビタミン類を豊富に含む食品です。コレステロール値が高すぎることはいけませんが、自分のコレステロール値を知らずに、先入観として、チーズや牛乳などの動物性食品をよくないと敬遠することは、かえって健康と活力を失うことになりかねません。

1食あたりのコレステロール量

【参考】「メタボリックシンドローム」とチーズ
食事や運動などの生活習慣の偏りが内臓脂肪の蓄積をもたらしたその結果として高血圧、高脂血、高血糖などを呈する健康状態のこと。国内8学会が合同で策定した基準によると診断必要項目である内臓脂肪量は臍周囲径で測定される。この他に血清中性脂肪、HDL個コレステロール(※1)、安静時血圧、空腹時血糖の中で2項目以上が条件に適合すると「メタボリックシンドローム」と診断される。チーズの保健機能に関する研究成果として、ラットを使った成熟チーズの摂取実験によると「1)血液中の中性脂肪、総コレステロールの低下、2)血液中のアディポネクチン濃度(※2)の低下を抑制、3)内臓脂肪量の減少」等内臓脂肪蓄積の抑制が確認された。

<日本栄養・食糧学会(2006年)より>
(※1)HDLコレステロール:一般に善玉コレステロールと呼ばれる。血液中に余っているコレステロールを回収して肝臓に運ぶ役割をしている。
(※2)アディポネクチン濃度:脂肪細胞から分泌されるたんぱく質でヒトの血中に3~30μg/mlと高濃度に存在する。内臓脂肪が増加すると血中濃度が減少する。

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