ヨーグルトの栄養・効用

きほん知識

ヨーグルトにはどのような栄養や効用があるのですか。

ヨーグルトは牛乳や脱脂粉乳などを原料に乳酸菌で発酵させたものです。牛乳などの栄養に加え、乳酸菌の働きによる効果も期待できます。

【栄養的特長】

  • たんぱく質の一部は、乳酸発酵によりペプチドまで分解されているため、消化吸収されやすくなっています。
  • 乳糖も2~3割はすでに分解されているので、牛乳を飲むとおなかがゴロゴロする人にも安心です。
  • カルシウムは牛乳と同じく豊富に含まれ、しかも乳酸と結びついて乳酸カルシウムとなり、吸収されやすくなっています。

【生理的特長】

  • ヨーグルトの酸味は、食欲を増進させ、胃液の分泌や腸のぜん動運動をうながし、消化吸収を助ける作用があります。
  • 腸に生きて達する乳酸菌は、乳酸や酢酸を作り、悪玉菌をおさえて有害な物質が作られるのを防いだり、腸の調子を整える働きがあります。乳酸菌が免疫力を高め、ガンや感染症に対する抵抗力を高めることも報告されています。
  • 乳酸菌は生きていなくても、発酵生産物や菌体成分にも健康増進に役立つ作用(免疫調節、抗腫瘍、血圧降下、血清コレステロール低下など)があることが、明らかになっています。「おなかの調子を整える食品」などの効果が認められ、特定保健用食品マークを表示したヨーグルト、事業者の責任で科学的根拠に基づいて健康の維持増進が期待できる旨を表示した機能性食品のヨーグルトがあります。

【特定保健用食品】

特定保健用食品とは、「食生活において特定の目的で摂取するものに対し、その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をするものをいう」と定義されています。「トクホ」ともいいます。
許可されている食品は
1)おなかの調子を整える食品
2)コレステロールが高めの人の食品
3)血圧が高めの人の食品
4)ミネラルの吸収を助ける食品
5)虫歯の原因になりにくい食品
6)血糖値の気になり始めた人の食品
7)中性脂肪が気になる人の食品
8)骨の健康が気になる人の食品
などです。

許可マークのついた食品には
・許可マーク
・「保健用食品」の文字
・許可を受けた理由や表示内容
・摂取するときの注意点と一日あたりの摂取目安量
・関与する成分
が表示されています。

ヨーグルト、乳酸菌飲料の場合許可理由のほとんどは、特定の乳酸菌やオリゴ糖が、腸内の環境を改善しておなかの調子を整えるというものです。その他に血圧が高めの人や血糖値が気になり始めた人の生活改善に役立つというものもあります。

【機能性表示食品】

機能性表示食品とは、事業者の責任で科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示することができるもので、販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報を消費者庁に届けた食品です。ただし、特定保健用食品(トクホ)と異なり、消費者庁の許可を受けたものではありません。
「おなかの調子を整えます」「脂肪の吸収をおだやかにします」など、特定の保健の目的を期待できる(健康の維持および増進に役立つ)という、食品の機能性を事業者は自らの責任において表示を行っています。

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