牛乳の安全性

きほん知識

抗生物質や農薬の検査は行なわれていますか。

抗生物質について、乳業会社は、受け入れる原料乳を毎回厳密に検査しています。
酪農家が抗生物質を使用するのは、主に乳牛の乳房炎の治療などですが、薬剤は青色に着色してあり、使用後は牛乳が青く染まるので目視でわかります薬剤を使用した牛から生産された生乳は出荷できません。 また、酪農組合などの集乳所、牛乳工場では毎日厳しい受け入れ検査を行なっています。万が一、受け入れ拒否となった場合は、その乳は返却され、原因となった酪農家が莫大な費用を弁償しなければならないので、厳しい自己管理をしています。抗生物質は乳牛に直接投与するものなので、投与を中止してから一定期間経過しなければ出荷してはならないと決められています。また、その後も検査をし安全が確認されたうえで出荷しています。

農薬については、乳業会社や都道府県が検査しています。また、乳牛の飼料中の農薬についても、国の基準にあっているかどうか厳しくチェックされています。ポジティブリスト制度(*)による自主的なモニタリングも定期的に実施しています。

※平成15年の食品衛生法の改正により、食品中に残留する農薬、飼料添加物及び動物用医薬品(農薬等)について一定の量を超えて農薬等が残留する食品の販売等を原則禁止するという新しい制度(ポジティブリスト制度)が平成18年5月29日から施行された。
従来、農薬等の残留基準はネガティブリストに基づいて定められていた。これは指定された農薬をリスト化し、そこに記載された農薬だけに残留農薬基準が設定され、この基準値を超えて残留が検出された農作物の流通が禁止されていた。従って、残留基準が定められていない農薬は規制の対象外であり、流通することができた。そこで、食品の安全性をより徹底して確保するために導入されたのが、残留基準の設定されていない農薬等の残留する食品の流通を禁止するポジティブリスト制度である。ポジティブリスト制度は「残留を認めるもの」のみを一覧表に示し、管理を行う制度である。

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