牛乳と骨粗しょう症

きほん知識

骨粗しょう症を予防するには、どのようにしたらよいでしょうか。

骨粗しょう症は、カルシウムが不足して骨がスカスカになってもろくなり、骨折しやすくなる病気で、50 歳以降の女性に多く見られます。閉経後女性ホルモンの分泌が少なくなると、骨からカルシウムが溶け出やすくなり、急激に骨量の減少が進むからです。また、男性も加齢により、少しずつ骨量が減ります。骨は、骨を壊す破骨細胞と骨を作る骨芽細胞が骨の成分をどんどん入れ替えており2~3 年ですべてが入れ替わるとされています。
骨の合成にはその材料となるカルシウムとたんぱく質を日頃から十分取ることが重要になります。骨粗しょう症にならないように、次のことを心がけましょう。

1:思春期のころにカルシウムをしっかり摂り、運動をし、最大骨量を高める。
2:加齢による骨量の減少を少なくするために、カルシウム不足にならないようにする。
3:吸収したカルシウムを効率よく骨にとりこむために、骨に負荷をかける運動をする。
4:適度な日光浴をする。カルシウムの吸収を助けるビタミンD は、食物からも摂れるが、紫外線にあたると皮膚の下で作られる。

女性の一生の骨量と女性ホルモン

牛乳とカルシウム

牛乳・乳製品は、カルシウムが多く含まれ吸収もよいので、不足しがちなカルシウムを補うのに最適です。牛乳200ml で227mg のカルシウムが摂れます。牛乳だけではなく、チーズ・ヨーグルト・スキムミルクを組み合わせ、大豆製品、海草、小魚なども食べて、カルシウムをしっかり摂りましょう。

カルシウムの多い食品

カルシウムの摂りすぎは

日本人が食事から摂取するカルシウムの量では、摂りすぎを心配することはありません。カルシウムが体内にたくさん吸収された場合は、骨に貯えられます。カルシウムをたくさん摂ると結石ができるのではと心配する人もいますが、むしろ、カルシウムが不足すると、これを補おうとカルシウムが骨から溶け出すことにより結石ができやすいといわれています。カ ルシウム製剤や健康食品に頼るのは簡単ですが、頼りすぎるのは問題です。骨はカルシウムだけでできているのではなく、たんぱく質やマグネシウムも必要です。安易にサプリメントに頼るのではなく、バランスよい食事を中心に考えることが大事です。

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