紙パックの黒い点は何?

消費者相談室への相談事例

飲み終えた紙パックを開いたところ黒い小さな点がありました。洗っても落ちないのですがこれは何でしょうか。

原紙メーカーが原紙を製造する際、パルプに含まれる十分にほぐれていない木質繊維や木に含まれる樹脂分といった木材由来の物質が残存する場合があります。原紙メーカーは製造過程でこれらを除去していますが、微細なものは完全には除去できず紙の中に漉き込まれることがあります。これがいわゆるきょう雑物です。紙パックに使用されている原紙の両面はポリエチレン樹脂でおおわれています。そのためきょう雑物が原紙に漉き込まれていたとしても飲料に直接触れることはありません。

なお紙パック製造会社は見た目に配慮し、ある程度の大きさのきょう雑物が漉き込まれた紙パックを製造段階で取り除いています。きょう雑物が原因で除去された紙パックの重量は直近のデータで日本国内だけでも年間366トンに達しています。これは1リットル用紙パック換算でおおよそ1,200万枚分に相当します。(2016年印刷工業会液体カートン部会調べ)

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