牛乳パックはなぜサイズが同じなの?

消費者相談室への相談事例

牛乳パックの大きさが決まっているのは、なぜですか。

1930年頃、アメリカで牛乳容器(当時はガラスビン)を入れて運搬するための箱(クレート)に、無駄なく入るような底面サイズを決めたのが始まりです。現在、500ml~1リットルの牛乳パックの底辺は70mm×70mm(外寸)で、クレートに縦横3×4=12本でぴったりと収まるサイズになっています。

「紙パック宣言」に次の記述があります(*)。
『現在の紙パックの始まりをいつにするか諸説ありますが、1915年にアメリカでジョン・ヴァン・ウォーマーによって、屋根型の紙製の牛乳パック(ピュアパック)の特許が取得されています。ただしこの時代はポリエチレンラミネート加工ではなく、パラフィン(蝋)加工で液体の漏れるのを防いでいて、飲料を容器に入れる充填や密封も機械化されていませんでした。しかし30年代には充填・密封機械の開発がすすみ、アメリカのエクセロ社(Ex-Cell-O)が製造・販売したピュアパックは紙容器の代名詞的存在となりました。(14頁より)底のサイズは70ミリ×70ミリ、屋根型紙パックが開発された当時のアメリカで使われていた牛乳びん運搬用箱(クレート)に合せて決まりました。ビールびんの直径に合わせたという説があるくらい、日本の家庭用冷蔵庫にぴったり収まるサイズです(33頁より)紙パックが先に開発された後に機械化されていることを考えれば、これまでにあった紙パックのサイズに合せて充填包装機を開発・作成した、と考える方が自然です。また、紙パックを製造する設備の都合から考えても、同様のことが言えます。』

(*)「紙パック宣言」、監修:寄本勝美、著者:猪瀬英博/平井成子/全国牛乳容器環境協議会出版:株式会社日本評論社

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