日本での乳の歴史について教えてください。

消費者相談室への相談事例

日本の乳文化について調べているのですが、平安時代は貴族に重宝された乳が、その後徳川吉宗の時代までの間どのようになったのかという文献がみつかりません。記録にないというだけで、乳牛そのものはいたのですか。また、牛乳は搾られていたのでしょうか。徳川吉宗以降の酪農と平安時代までの酪農との線引きはどのような点ですか。

平安時代以降は武士が台頭したことにより、牛よりも軍馬としての馬が重宝されるようになったため、乳文化は廃れていったと考えられます。しかし、役牛として牛は存在し、出産した雌牛であれば乳は搾れますので、滋養強壮などの牛乳の効用を知っていた人は搾って飲んでいたのではないかと推測できます。江戸時代後期にも、農民たちは牛を役牛としてのみ使い、乳を搾っているはずはないとされていたにもかかわらず、実は搾って飲んでいたと書かれた本があることから、その時代も同様だったと思われます。乳文化は、平安時代までは貴族など一部の階級の人にしか広まっていませんでしたが、吉宗の時代以降からは乳用に牛を飼うようになりました。そこから庶民にも飲めるように少しずつ乳用として牛を飼うようになっていったのではないでしょうか。

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