ヨーグルトを温めると乳酸菌は死滅する?

消費者相談室への相談事例

体にやさしいとしてヨーグルトを温めて食べる方法を提唱している先生がいますが、乳酸菌は60℃で死滅するので、40~45℃や50℃なら温めても問題ないのでしょうか。その温度ですぐに食べるなら衛生的にも問題ないと思うのですが、温めることで乳酸菌がさらに活性化され、体内に入ったときによりよいといえるのでしょうか。

40~45℃なら乳酸菌はすぐには死にません。しかし、時間の経過によって死滅していきますので、すぐに食べるのがよいでしょう。50℃でも瞬間的に温度を上げた場合は死にませんが、時間が経つと40℃のときよりも急速に死滅します。工場で作られる際は、乳酸菌が最も活性化している温度帯で発酵を止めています。その後、急速に冷やして製品として出荷されます。
乳酸菌にとっては製品として販売されているときの温度帯が最も活性化しやすい状態を保っているといえます。40~45℃に温めてから食べたとしても、体内に入ったときに乳酸菌が活性しやすいか否かは分かりませんが、食べる人が温めた方がおいしいと感じられるのであれば、食べ方提案のひとつにはなるかもしれません。
なお、乳酸菌には死滅しても体に良い機能が報告されているものもあることから、殺菌タイプの発酵乳も販売されています。

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