日本の牧場、牛乳配達の始まりは?

消費者相談室への相談事例

日本に初めてできた牧場はどこですか。また、牛乳配達の始まりについても教えてください。

日本で最初の牧場は、いずれの資料にも明確な記述はないのでどこの時点を最初と捉えるのかは難しいのですが、『牛乳と日本人』(新宿書房/吉田豊著)には、『701年に制定された大宝律令では、官制の乳戸という一定数の酪農家が大和地方に設けられた』とありますので、これが日本の牧場の最初と考えられます。また近代酪農の始まりは、1727年8代将軍吉宗が千葉県で白牛を飼い始めたのが最初といわれています。牛乳配達については、『慶応二年(1866年)に前田留吉が横浜で和牛6頭から絞った牛乳の販売を始め、明治3年に東京・赤坂に松本良順が牛乳屋をやらせた』との記述があります。明治初期から10年頃までは、『牛乳を輸送缶に入れ、枡と漏斗を使ってはかり売りしていた』とあります。さらに『明治11年頃からブリキ製の缶に入れ配達していた』とあります。明確な記述はありませんが、おそらくこの頃が牛乳配達の初めではないでしょうか。当時、『武士の失業救済に政府らが協力して東京に搾乳業を起こした』とされています。

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