牛乳の栄養素を効率よく摂るには?

消費者相談室への相談事例

牛乳は、どのような飲み方をしたら栄養の効率がよいですか。(1)何℃で飲むのが最も栄養の効率がよいですか(2)牛乳粥などでグツグツ煮たら栄養価はどうなるのですか(3)水などで半分の濃度にしたら、栄養価がよくなるのですか(4)レモン汁や酢で固まると栄養価はどう変わりますか

人間が食べた食品をどれだけ吸収できるかは、その人がそのときにどのくらいその栄養素を必要としているかによって変わってきます。また心が安定し、おいしく食べられることも吸収に関わるといわれています。(1)ご自分が一番おいしいと思える温度がよいでしょう。冷たすぎると胃腸を刺激して一時的におなかをこわす場合もあります。そういう方はホットミルクがおすすめです。(2)市販の牛乳はすでに加熱殺菌(9割以上が130℃で2秒の超高温瞬間殺菌)をしてあります。料理などで温めることにより栄養価が変わることはありません。(3)牛乳は液体でたんぱく質や脂質などは細かい粒子となって存在しているので、消化酵素の作用を受けやすく、非常に吸収のよい食品です。(4)レモン汁や酢を入れて固まるのは、たんぱく質のカゼインが酸凝固をおこすためです。私たちの胃に牛乳が入ると同様の状態になります。

牛乳たんぱく質の消化吸収性については、一般社団法人Jミルクのホームページ、「牛乳の気になるウワサ」をご覧ください。

『牛乳に含まれているたんぱく質の約80%は「カゼイン」です。牛乳を飲んだとき、胃の中では、胃酸によって固まり(凝集)、ヨーグルトのような状態になります。たんぱく質を分解する消化酵素などが自由に入り込めるすき間の多い構造ですから、どんどん分解(消化)されていきます。消化が悪くなるわけではなく、逆に小腸滞留時間が延長され、より消化性は高まります。食品のたんぱく質の消化率を比較しますと、牛肉97.5%、鶏卵97.1%に対し、牛乳は98.8%。牛乳の消化率は主要なたんぱく質食品の中でも最も優れています。』との記載があります。

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