お酒の前の牛乳は二日酔い予防になるの?

消費者相談室への相談事例

「お酒を飲む前に牛乳を飲むと、胃に膜ができるから二日酔いにならない」という話は本当ですか。
また膜ができるせいで、アルコールだけでなくほかの栄養成分も吸収できなくなるのと聞いたのですが…。

アルコールの多くは、胃で吸収されます。牛乳は、胃の酸で固まって一時的に膜を作りアルコールの吸収を妨げてくれるようですが、実際に二日酔いを予防する効果があるかどうかはあまりよく分かっていないようです。一方、アルコールは肝臓で分解されますが、それにはエネルギー源としてたんぱく質が必要です(*)。牛乳には良質なたんぱく質が含まれているので、肝臓の働きを高め、アルコールの分解を促進する可能性があります。たんぱく質やカルシウムなど私たちが食べた食品の栄養は、胃や腸の消化酵素で消化され、小腸で吸収されます。したがって胃で膜を作る牛乳が栄養の吸収を妨げることはありません。安心してお飲みください。

(*)Cederbaum AI. Alcohol metabolism. Clin Liver Dis. 16(4):667-85.(2012)

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