同じ牛乳でも賞味期限が違うのはなぜ?

消費者相談室への相談事例

牛乳の賞味期限について、同じ製品でも10日くらい違うものがあるのはどうしてですか。
また、開封後、牛乳は何日くらい大丈夫ですか。

「賞味期限」とは、「10℃以下の冷蔵保存で未開封の場合、期限まではおいしく飲める」という意味で、安心しておいしくのめる期限の目安です。「賞味期限」は1週間くらいのものから、ESL製法(*)という新しい製造方法や紙パックの接着面の違いなど、より高度な充填機械で作られた2週間くらいのものがあります。賞味期限をどのように設定するかは、自社の製造、物流条件などにより各乳業メーカーが独自に決めています。「消費期限」とは「期限日までには飲み終わってください」という意味で、製造から短期間となっています。お弁当などの日もちしない食品につけられ、牛乳では主に「低温殺菌牛乳」に表示されています。
一方、60日間以上常温で保存が可能な「常温保存可能品」もあります。それは容器のポリエチレンと紙パックの間にアルミホイルを使用することで、ピンホール(容器の穴開き)防止や温度の影響を受けにくくなっています。また乳の殺菌温度も高く滅菌状態で充填され、容器も空気がほとんど入らないブリックタイプになっています。しかし、開封したら普通の牛乳と同じように冷蔵保存して早めに飲みきってください。なお、開封すると「賞味期限」の日付は無効になります。開封後は、保存温度が上がったり、パックの開封口から雑菌が入る可能性もあるので、何日もつかは一概にはいえません。また牛乳は冷蔵庫のにおいがつきやすいので、おいしく飲んでいただくためにも「開封後はできるだけ早くお飲みください」とおすすめします。1リットルで飲み切るまで日数がかかるようでしたら、割高ですが500ml以下の少ない容量のものを購入したほうがよいかもしれません。

(*)ESLとは、「Extended Shelf Life」の略で「賞味期限の延長」という意味です。原料から製品に至る製造工程において、より高度な技術と徹底した品質管理システムで製造されています。外部から遮断されたきれいな空気の中で充填し、牛乳パックの構造を細菌の二次汚染が起こらないようにするなどしています。

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