牛乳は体によくないの?

消費者相談室への相談事例

よく売れている本の中やインターネットに「牛乳は体によくない」、「日本人には合わない」という説があるそうですが、本当ですか。

「牛乳が体に悪い」とする本がいくつか出版されておりますが、記載されている内容についてはいずれも科学的根拠の乏しい内容と考えています。主張に対する回答の一部を下記に示します。詳しくは一般社団法人Jミルクのホームページ、「牛乳の気になるウワサ」をご覧ください。

○牛乳の加熱殺菌により、乳脂肪が酸化したり酵素が死んだりする。
⇒加熱殺菌は外気に触れない密閉装置で行うため、乳脂肪の酸化はほとんどありません。また、酵素は体内で作られるので、食品中の酵素が失活しても健康には全く問題ありません。
○牛乳中のナトリウムが体内のカルシウムを排出するので骨粗鬆症になる。
⇒牛乳100g中のナトリウムは約40mgで、この量ではカルシウムが排出されたとしても1mg未満です。一方、牛乳100gにはカルシウムが約110mg含まれており、このうち約40%が吸収されます。したがって、牛乳によって体内のカルシウムが減ることはありません。
○日本人のほとんどが乳糖分解酵素を持たないため、牛乳を飲むとおなかをこわす。
⇒乳糖分解酵素を持たない人が多いことは事実ですが、乳糖はビフィズス菌などの腸内細菌によっても分解されます。また、乳糖の摂取試験を行った結果、乳糖30g(牛乳約600ml分)を摂取しても下痢はほとんど起きないことが明らかにされるなど、新たな知見も得られています。

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