牛乳に抗生物質が含まれているって本当?

消費者相談室への相談事例

病院の栄養士をしているのですが、患者さんに牛乳を飲むように勧めたところ、「牛乳には抗生物質が含まれているので飲まない」といわれました。抗生物質が混入していたので牛乳を処分したとのテレビ報道を見たそうなのですが本当ですか。

市場に出ている牛乳に抗生物質が混入していることはありませんので、安心してお飲みください。抗生物質は乳牛の「乳房炎」の治療などで使用することはありますが、乳房炎治療が行なわれた乳牛は、抗生物質の使用後、それが消失するまでの間は出荷できないことになっており、更に乳業会社が工場に受け入れる原料乳は、すべて厳密に検査されています。万が一、抗生物質が混入した場合、その生乳は返還され酪農家自身も莫大な損失を被ることになります(各農家の出荷された生乳と合乳されたのちに、混入が認められれば他の農家に対しても被害額を弁償しなければなりません)。
2006年4月頃、牛乳の廃棄がマスコミで取り上げられたことはありましたが、それは抗生物質が原因ではなく、春休みの時期で学校給食がなく需要と供給のバランスがくずれ処分となったためです。いずれにせよ抗生物質が含まれる牛乳が市場に出回ることはありませんので、ご安心ください。

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